月のない晴れた夜に

Tだ

 

空を見上げると月が見当たらなくて

星がきらめいていて

こんな夜には 幼いころきっと好きだったあの子のことを思い出す

彼女は今どこでなにをしているだろうか

願わくば彼女が幸せに暮らしているように

 

 

こんな新月の夜に

君に会いたくなるのは

恋をしていたからかな

 

真っ暗な夜の中で 見上げては思い出す

星空の輝きに 君のこと思い出す

君は見てるから 夜空の美しさ

君は見てるから 世界の美しさ

君の瞳に僕が映らないってことも

本当は気づいていたからさ

こんな新月の夜に

君に会いたくなるのはなぜだろう

君に会って心に問いかけてみたくなるよ

君に会って心を確かめてみたくなるよ

ああ 新月の夜に

君に会いたくなるのはなぜかって

それはきっと それはずっと

君に恋をしていたからだろう

 

真っ暗な夜の中で あの日を思い出す

月のない晴れた夜に 君のこと思い出す

君覚えてるかな あの日の温かさ

君何してるかな ここじゃないどこかで

君の心の中にほんの少しでいいから

居場所が欲しかっただけなんだ

こんな新月の夜に

君に会いたくなるのはなぜだろう

君に会って心に問いかけてみたくなるよ

君に会ってコタエを確かめてみたくなるよ

ああ 新月の夜に

君に会いたくなるのはなぜかって

それはきっと それはずっと

君に恋をしていたからだろう

 

変わらない 胸の奥

変わらない 気持ちがいる

そっと隠した あの日の思い

そっと取り出して 少しだけ浸る

君がどこにいても 君が何をしても

ちゃんと見つけられるように出来てたら

そんな風ならば良かったのに

 

こんな新月の夜に

君に会いたくなるのはなぜだろう

君に会って心に問いかけてみたくなるよ

君に会って心を確かめてみたくなるよ

ああ 新月の夜に

君に会いたくなるのはなぜかって

それはきっと それはずっと

君に恋をしていたからだろう