なにもないけど

Tだ

 

空っぽで薄っぺらな自分の中には

吐き出すほどのものは なにもないのに 

無性に歌いたくなる夜がある


歌詞もメロディも浮かばないのに

無理矢理ギターを鳴らしてみる

それが少し楽しい


なにもないけど 生きている

ただそれだけで 今は十分だ


なにもないような僕を 絞り出して紡ぐ歌

届けたいような 言葉も音も

ないよないよ でも歌うよ

いまも明日も なにもないよ

待ってみても 変わらないよ

そこに意味も ないよそれでも


なにもないような 僕の人生を

終わらないくらいに 生きていけたらいい

くだらないような 僕の人生も

途切れないくらいに 繋いでいけたらいい

生きていけたらいい それだけでいい

それだけでいいよ


なにもないような僕を 捻り出して紡ぐ歌

伝えたいような 言葉も音も

ないよないよ でも歌うよ

いまも明日も なにもないよ

待ってみても 変わらないよ

そこに意味も ないよそれでも


なにもないような 僕の人生を

終わらないくらいに 生きていけたらいい

くだらないような 僕の人生も

途切れないくらいに 繋いでいけたらいい

生きていけたらいい それだけでいい

それだけでいいよ


もしも君も なにもなくても

それでいいよ 生きてりゃいいよ

 

なりたいもの

Tだ

 

いつからかもわからないくらい昔から

俺は失敗を恐れている


小学校の卒業文集に書いた将来の夢は

   『世界征服』  だった

どんな凄い人にだって叶えられない 鉄壁の夢だ

そんなものは叶えられないのが当然だ

だから 安心だ


思えばあの頃から ろくな将来像など

持ち合わせていなかったのかもしれない

いや本当はそんなこともない

きっとあの頃の俺にも叶えたい夢があった


夢 なりたいもの

それを口にするのは恐ろしいことだ

くだらないと人に笑われるかもしれない

きっと叶わないことの方が多い

何も選ばなければ 何も決めなければ

失敗だったと後悔することも ない


俺は俺を守るため 俺を出すのをやめた

失敗を避けるため 決断することをやめた


けれどそんな笑われたくない一心で

悔しい想いをしたくない一心で

できあがった俺は 酷く笑えるようなものだった


自分の声を聞かない日々を続ければ 自分の中ですら

やりたいことなどわからなくなっていく

俺は 俺を失った


でも現実ってやつは 残酷だ


大人になってわかる

俺の人生は 俺以外には決められない

俺が 俺の意思で

俺の進みたい道を進むしかない


心の声を聞くことは恐ろしく 

とても難しいことだと思う

でももう一度自分の声と向き合わなければ

前には進めない


辛く苦しいことだ

しかしやらなければできるようにはならない

失敗を恐れず 少しずつ 一歩ずつ

俺は 俺を 引きずりださなければならない


やりたくないことを口にするのはできる

怠惰な願い それもできるだろう

その先を目指す

いつか いつか俺は 俺を見つけ出す


なりたいものも語れないような大人に

なりたくないって 叫んでたあの日の僕よ

叶えたい夢も語れないような大人に

なりたくないって 喚いてた愚かな僕よ

お前が語れなきゃ 誰も語れないよ

今の僕も語れないよ


あれは嫌だ これも嫌だ

そんな事ばかり言ってんだ 何を選んできた

それはダメだ どれもダメだ 

何がいいかって聞いてんだ 僕の意思はどこだ

いつかって いつかって いつかって いつだって

聞いてやりたいよ 今日もまた

ただ生きてるだけで……どうなりたいかって?


なりたいものくらい語れる大人に

今もまだずっとああ なりたいままで

叶えたい夢くらい語れる大人に

今もまだずっとああ なりたいままさ

少しずつだけでも 僕の中の僕を

引っ張り出していこうよ

些細な願いを語るなら 今日は20時間くらい寝たい


あれは違う これも違う 

そんな事ばかり言ってんだ 何を決めてきた 

それは違う どれも違う

何がいいかって言ってんだ お前の意思はどこだ

いつかって いつかって いつかって いつだって

言ってやりたいよ 今日もまた 

ただ死んでないだけで……どうなりたいかって?


なりたいものくらい語れる大人に

今もまだずっとああ なりたいままで

叶えたい夢くらい語れる大人に

今もまだずっとああ なりたいままさ

少しずつだけでも僕の中の僕を

引っ張り出していこうよ

些細な願いを語るなら なんか凄くなりたい


わかんないよ まだ いつかって わかんないよ

 

 

一度きりの青い夏

Tだ

 

ずっと 夏が嫌いだった

 

でも君と過ごしたあの夏だけは

全てを愛おしく思えた

 

青過ぎた俺たちの 1度きりの夏だ


君がいない夏は ちゃんと嫌なことばかりだ

暑いし暑いし暑いし ジメジメするし 寝つけないし

汗はかくし 肌は焼けるし 虫は出るし 散々だ

 

けどいまはこの季節を好きな人の気持ちが

少しだけわかる


今年も嫌いな 季節が戻ってきた

君と過ごした 一度だけの夏を想う


青過ぎるくらいに 突き抜ける空の先に

僕の想い受け止めてくれる 笑顔はもうないよ

大き過ぎるくらいに 浮かぶ入道雲

大き過ぎた僕の気持ちも 今はもうないよ

茹だるような暑さと 湿ったシャツの感覚も

人混みに揉まれて見た花火も

あの夏は輝いていたよ


大嫌いだった夏が 今年も戻ってきた

この季節を また好きになる日は

もう来ないかな ああ

君は今どこで 誰の夏を輝かせているのかな


眩しすぎるくらいに 僕を照らす太陽に

眩しすぎた君の笑顔を 思い出すよ

刺さるような日差しと 焼け付く肌の感覚も

潮風に包まれ見た夕日も

あの夏は輝いていたよ


大嫌いだった夏が 今年も戻ってきて

この季節を また好きになる日は

もう来ないかな ああ

君は今どこで 誰の夏を輝かせているのかな


騒ぐ虫の声聴きながら 眺めたね星空を

はしゃぐ君の声聴きながら 眺めたね星空を

あの夏は いまも僕の宝物だ

 

 

君に贈る最後の歌

Tだ

人が乗らない車はすぐダメになってしまう

本当はまだ活躍できるのに

こまめに走らせてできる限り長生きさせたいものだ

 

ブログも同じだろうか

久しぶりに火を入れておこうと思う

というわけで以下詩

--

生きることの途方もない難しさに 絶望する
戦い続けてきた心が 折れるときは突然来る

こんなちっぽけで無力な僕が 明日この世を去ったとしても
何も変わらず世界は続くのだろう

もし少しだけでも 君が気にしてくれたら
それを嬉しく思ってしまう

でも僕がいなくても 笑って過ごして欲しいのも本当で

手癖になったありがちなコード進行に
捻りもまとまりもない ありふれた歌詞をのせて
ある意味 僕らしいのかもしれないな

君に贈る最後の歌だ
ごめん さよなら

ありがとう


僕のいない世界でも 変わらず続くだろう
僕のいない世界でも 君に笑って生きてほしい

向かい風の中を ずっと歩いてきた
飛びたてばいいのに 僕には強すぎて
君も飛べなくて 一緒に歩いてきた
風よけくらいには なれたらいいなって
夜を夜をこうやって 君と君と乗り越えてきた
今日を今日を忘れずに 明日も変わらずに
僕のいない世界でも 変わらず続くだろう
僕のいない世界でも 君に笑って生きてほしい
さようなら さようなら
こんな世界にありがとう 君と出会えてありがとう

高い波の下を ずっともがいてきた
乗りこなせばいいのに 僕は弱すぎて
君ももがいてて 一緒に進んできた
つかまって休めるくらいになりたくて
きっときっと一人でも 君は君は乗り越えるだろう
今日を今日を想い出に 明日は任せたよ

僕のいない世界でも 変わらず続くだろう
僕のいない世界でも 君に笑って生きてほしい

君を残していくのは 少し不安だけど
君の邪魔にはもう なりたくなくて

僕のいない世界でも 変わらず続くだろう
僕のいない世界でも 君に笑って生きてほしい
さようなら さようなら
こんな世界にありがとう 君と出会えてありがとう

将来の夢について(スピーチ)

Howdy!!

 

あけましておめでとうございます。Mです。

更新が止まっているようなので、2021年の一番乗りは私が頂いてしまおうと思います。

 

話題は今度出場する予定のスピーチコンテストについてです。

読者の皆さんの中にも、学生時代に出場したことのある人がいるのではないでしょうか。

 

今回私が選んだテーマは「将来の夢」です。

幼いころ将来の夢を書けと言われたときには、まだ夢なんかないよ……と思ったものです。

 

しかしこの歳になっても夢はこれです、とはなかなか言い難い。

もちろん現実的な人生プランのようなものを語ることはできるかもしれません。

ですが、いわゆる夢となると、もう将来の夢なんて語れる歳じゃないなぁなんて気持ちになってしまいます。

 

人はいつまでも夢を持てるし、それに向かって進むべきだとは思います。

一方で、社会を知り、世界を知り、自分の能力の限界を知り、夢を叶えることの難しさにも気づいてしまっているのです。

無責任にこれになりたい!とは言えない自分がいるのです。

 

夢、、、難しいなぁ、、、

 

とまあそんな感じでうだうだとしていたのですが、なんとか原稿をひりだしたのでそれを載せておきます。

 

ここ間違ってるよとか、こういう言い回しが良いよとか。

ご指摘いただけたら嬉しいです。

 

 

 

最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

意味は俺が決める

Tだ

 

25にもなると

聞こえてくる すごい人 の話題に年下が多く含まれるようになる

むしろ大半がそうかもしれない

 

才能を伸ばし 一芸を磨き

輝かせ 羽ばたかせ

 

彼らはすごい

すごい人は すごい

 

 

彼らに比べ俺はなんだろう

 

例えばこの詩を書いていることもそうだ

きっとそこに 意味や価値なんかありはしないのだろう

 

いつだって俺がやる必要はなくて

俺じゃない誰かがやったほうが上手くいく

 

 

なんて

当たり前だな

 

 

真実なんてどうでもいいでしょう?

みんなが自分の信じたいものを信じてる

何が正解かなんてわからないけど

答えは出ないままで わかんないままでいくよ

 

 

結局私には なんの取り柄もない

そんなことばかり 頭の中にある

でも私は私を譲らない 他の誰にも奪わせない

違う できるかどうかじゃないんだよ

自分がやりたいかどうかだけなんだよ

 

真実なんてどうでもいいでしょう

私が自分の信じたいものを信じてる!

それが正解かなんてわからないけど

答えは出ないままで わかんないままでいいよ

 

 

人と比べたら 少し泣きたくなる

才能無いんだよ 心が折れそうになる

でも私の居場所はここだから 他のどこにも行かないから

違う 正しいかどうかじゃないんだよ

自分の心が決めるだけなんだよ

 

真実なんてどうでもいいでしょう

私が自分の信じたい道を信じてる!

それは正解じゃないなんて思われるかな?

でも答えが出なくたって わかんなくたっていいの

 

 

Say ah, say yes 止まらない想いを

彼方の空に 叫び続けよう

Say ah, say yes 変わらない願いを

遥かな空の先に 描き続けよう

 

 

そう私は私を譲らない 他の誰にも決めさせない

そうさ 意味あるかどうかじゃないんだよ

自分が楽しいかどうかだけなんだよ

 

真実なんてどうでもいいでしょう

私が自分の信じたいものを信じてる!

それが正解かなんてわからないけど

答えは出ないままで わかんないままでいくよ

 

 

Say ah, say yes 決めた夢を

あなたのそばで 叶え続けよう

就職活動 with コロナ

こんにちは,M2になったKです.
M2ということでここ最近は就職活動に励んでいました.

7月に入り,かなりの学生が就職活動を終えたころなのではないでしょうか.
(僕も終えました)

感染症が広がる中で進んだ就活ということもあり感想を残しておくことにしました.


1.全てがインターネットで
僕が受けていた企業群では説明会に始まり,ES提出,適性検査,面接などすべてがWeb越しに行われました.

ESや適性検査はもともとそうである企業も多いとは思いますが,
テストセンターが閉鎖され止む無くWebテストに切り替わった企業もありました.

面接では,回線や音声映像入力などに気を使う必要がありました.背景にもです.
面接官の方も当然自宅からの参加で,「こちらも初めてのことで緊張しています」という発言を聞きました.


2.Web選考の感想
説明会がWeb開催されることは地方の学生にとってはありがたいことだと感じました.
定員数を気にせず開催できるのもメリットと言えるでしょう.
(なぜか人数制限があることも多いですが)

ESについては手書きで郵送!なんてのはいかにも古すぎるのでWeb提出なのは妥当です.

テストセンターでは友人と協力したり答えを検索することはできませんが,Webテストでは監視の目も無く得をしたという学生もいるのではないでしょうか.(これはもちろんダメな行為ですが)

慣れないWeb面接......しかし,普段からWeb会議を多くこなしていた学生にとってはそこまで気負わず取り組めたのではないかと思います.(僕はそうでした)

面接時にはイヤホンを使用しました.最初は使わないほうがいいのかな(見た目的に)と思いましたがコミュニケーションを取れることが重要なので使ったほうがいいですね.

他には目を見て話す文化にも考えさせられました.
カメラを注視しなければ相手側の映像では,当然違う方向を見ているように表示されます.
僕は映像に映る相手の目を見て話していましたが,カメラに向かって話したほうが良いと言う人もいます.
まあこれらは重要な問題ではないでしょう.


3.就職活動を終えて
総合的にはWeb選考はプラスに働いたのかなと考えています.
(進路も決まっていないのにコロナで世界がやばいという状況はかなりのストレスではありましたが)

特に金銭面では遠征費は当然かかりませんのでかなり楽ができました.

僕が使ったのは面接用のWebカメラの購入(これも大抵のPCについているので必要度は低い)としわくちゃだったスーツをクリーニングに出した分 +ES用の写真代くらいでした.

テレワークが標準化していく企業があるように
来年以降もWeb選考を続ける企業はそれなりにあるのではないかなと考えています.

ちなみに内定先にはいまだに一度も出向いていません.


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結果と就職先について

色々と調べはしましたが本選考にエントリーしたのは3社でした.

(理系修士の普通くらいかな?)
そして周りを見てもESは大抵通ります.

面接では残念ながら第一志望に祈られてしまい,第二志望の企業に行くことになりました.(もう一社は途中で辞退)

就職を決めたのは大陸に本社がある中華企業の日本法人です.

米中貿易戦争が加速する中で正直不安も大きいですが,
中国製品に魅入られてしまった自分を信じあまり深く考え過ぎないことにします.

(まあ中国が恐ろしい一面を持っているのは事実ですし,二次戦からのしがらみもあり二択を迫られれば日本はアメリカになびくしかないとは思いますが...)
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数年後,数十年後,どうなっているかはなかなか予想できませんが
あの頃は大変だったよと笑いながら働けている自分に期待します.それでは.